「地震デリバティブ」と言うのは地震を条件の基礎として取引される金融派生商品となります。一般的に為替デリバティブの様に為替の変動によって生じるリスクを回避する金融派生商品が有ります。デリバティブはこの為替デリバティブの他にも色々有ります。FXをやっている企業等はこの為替デリバティブの取引をする事で多少はリスクを回避できるという物です。
一般的に取引時に予め想定される地震の規模を契約上決めておきます。これが地震デリバティブと言う商品になります。そしてここで決めた規模の地震が起きてしまった場合、取引した相手に対して保証額が支払われると言うシステムとなっています。
「地震デリバティブ」について挙げてみたいと思います。各保険会社で取り扱っている商品となるのですが地震保険単独と言うよりは、火災保険の特約と言う形で加入する場合が多い様です。これと同じ様な商品としては、地震保険が挙げられますよね。
取引の対象となる期間は最初に地震が発生した所から240時間内(10日内)に起こった余震も含めての地震の内、一番大きな規模の物を対象とするものとします。地震保険と地震デリバティブは似ているのですが、地震保険の場合は地震によって壊れた実損に対して保証を支払うという物、地震デリバティブは予め決めていた条件の地震が来た際に決められている金額を支払ってもらうと言う物になります。この10日間以内に同じ規模の地震が複数回起こったとしてもそれは複数回としてカウントされるのではなくて、期間内に起きた1番大きな地震と言う事ですので1回としてカウントされる事になります。
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